うつ状態の適応障害と診断されるまで




適応障害と診断されたとき、「中程度のうつ状態」にある適応障害といわれました。つまり、うつ病ではないという診断です。私は当時、適応障害ではなくうつ病だと思っていたので驚きました。ああ、自分は環境に適応できなくてストレスだったんだ、うつ病ではなかったんだ?と。

最初の心療内科:「うつ病」と診断。とにかく薬だらけ

めんどくさがったのが良くなかったのです。地元駅の心療内科に行き、私同様死んだ顔をした患者――特に多かったのは中高年男性でした――が沢山いるロビーで、ちょっと破けたソファーに座って何十分も待って、カウンセラーと少し話して事情を話してから精神科医と会いました。

精神科医は、私の話を詳しく聞かず、プリントを出してうつ病と投薬治療について話し始めました。精神科医の机から直接薬の束が出てくるのはちょっと見ていて不衛生に感じて微妙な気分になっていました。自分は既にこの時点でなんか違うと思っていたのだとおもいます。

出された薬はサインバルタ。そして胃薬が3種類くらいです。
ここからが偶然でちょっと面白いのですが、えー薬こんなに飲むの…と思いつつ初日を終えました。

翌日、偶然大病院へ運ばれる

熱い日でした…。調子が悪くて駅のトイレで動けなくなり、救急車に乗って大病院に搬送されました。
看護師さんの「大丈夫!ここは大きい病院だから何が見つかっても大丈夫」には笑ってしまいました。何かがある前提なんだ!?みたいな。そうですよね、緊急搬送されてくるなんて、何かあるのが普通ですよね。
日記によると不安でむちゃくちゃ泣いたみたいです。死にたいとまで思っていたのに何が怖かったのでしょうか?ストレス性だったのかもしれません。

サインバルタを中止

血液検査もしましたが何もでなくて、点滴をして終了に(このとき家に電話して母から言われたヒドイセリフについては適応障害と診断されたときを参照)
緊急担当の医者と、慣れない薬(サインバルタ)を飲んだから調子が悪かったのかもしれないという話になり、やめてみてもいいだろうかと尋ねたらOKと。
この時点で、私はおそらく最初の精神科医のことを信用していなかったんだと思います。怖かった。話を聞かないでとにかく薬を飲めば治るという感じでしたから。あと机の中から直接薬を出すのはちょっと…やだなあ…。

というわけで、最初の心療内科でもらったうつ病の薬はこれで医師の許可の下で合理的に中止することができました(苦笑)。

そのあと二週間ほど調子が悪く、仕事も休まざるを得なかったです。生真面目で仕事熱心なので、こんなに休むのも珍しくて、社員のみならず顧客にまで心配される始末。日記を読み直したら、ウィンナー一本食べるだけでトイレとお友達だったようです。休みグセがつくとよくない、なんて焦ったりしてネガティブ繰り返しておりました。しかし、好きなモノは食べたいなと思うこともできなくなかったし、好きなゲームも好きだなあと思うことはできました。

二軒目の心療内科へ

カウンセリング中心の治療をうたっている、某有名メンタルクリニックに行ってみようと思いました。なぜかというと、某メンタルクリニックは・・・ちょっと調べればわかりますが、漫画でメンタルについて明るく書いている精神科医が開いている系列医院なので、ちょっと行ってみたかったのです。この漫画のネタ書いてる人が運営しているなら、ひどいことはしないだろうと、これはただの直感でした。

マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス) ←これ

診断結果は・・・「抑うつ状態」にある適応障害+嘔吐恐怖症。

嘔吐恐怖症についてはまた次の時に書くとして、まず渡されたのは定番の真っ白い紙に木を書いてくださいのアレです。バウムテストというものです。悲しいことに私は大学で教養として心理学を学んでいたので、授業中にバウムテストを習っておりました。なので受付に「すいません、私これわかってるので意味が無いと思います・・・」と伝えて、項目選択式のテストに変えてもらいました。

その結果、「抑うつ状態」にある「適応障害」と診断されました。ついでに嘔吐恐怖症でもありました。

て、適応障害?自分はてっきりうつ病だと思っていたので、適応障害ってなんだろうと思いました。予想外だったのです。雅子様がかかってる病気だよね?くらいしか知識がなかったのです。

抑うつ状態と適応障害について

抑うつ状態とは
抑うつ状態は、ストレスや身体的な状態など、さまざまな原因で気分が落ち込み、生きるエネルギーが乏しくなって、その結果、身体のあちこちに不調があらわれる状態です。日本人の4人に1人が、 一生のうちで一度は抑うつ状態(うつ病エピソード)を経験するといわれていますが、そのうち治療を受けている人はわずかであると考えられています。

適応障害とは
大きなストレスや継続的、反復的にかかり続けるストレスなど、さまざまなストレス因子により、日常生活や社会生活、職業・学業的機能において著しい障害がおき、一般的な社会生活ができなくなる状態をさします。不安、抑うつ、焦燥、過敏、混乱、精神運動抑制などの精神面での症状のほか、不眠、食欲不振、全身倦怠感、易疲労感、胃炎、頭痛、吐き気、発熱などの身体的症状があらわれます。また抑うつ状態を呈するなど、うつ病の初期と区別がつきにくく、放置しているとうつ病に進展することがあります。
http://sleep-mental-tsukuba.com/case/case1.html

つまり、抑うつ状態が続きすぎるとうつ病になる。
抑うつ状態と適応障害は同時に出ることもある。適応障害はうつ病とは別物。

私は適応障害だった…?

私の話した内容や状況から、医師は適応障害だと判断しました。
今かなり改善されたのではっきりと理由はわかりますが、以下の様な状況でした。

  • (当時大学院で論文を書きながら働いていたので)通学途中とても気が重い。それが身体症状に出てくる。
  • 通学しなければ比較的元気。
  • 指導教授と論文の話をする時期になると一気に希死願望が湧いてくる(指導教授はとても厳しいきつい人です。他の人が認める論文であっても、「出す価値の無い論文」とか普通に言ってしまうタイプ)
  • 研究職の将来についての話になると絶望的な感情がわきあがってきて、それが自分のすべてと同化してしまう
  • 大学院の周囲の人間はマイペースわがままゴーイングマイウェイが多すぎてストレスが多かった
  • 両親と指導教授が同年代で、褒めることをしない&根性論が多い団塊の世代であった
  • 働いているときは元気
  • 仕事をするのも研究をするのも特に問題はない。集中しすぎて休息し忘れて疲れる程度
  • コミュ症ではない。むしろ社交的。知らない人とも頑張れば3時間くらい話すことができる。

というわけで、原因は

  1. 親との関係
  2. 大学院の周囲の人間との合わなさ
  3. 指導教授との性格的な合わなさ
  4. 将来への不安・絶望感

がメインであり、大学院の研究室に適応できないことが抑うつ状態の原因ではないかと、今振り返ると思うのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

綵夏(サイカ)

 2014年の夏に「抑うつ状態の適応障害」と診断され、治療を始めました。熱中症でぶっ倒れて救急車に乗ったことがあります。現在は新たな環境で別のストレスに悩んでいます。
苦手なことを一生懸命頑張らなくても、得意な好きなことでもうるさく言われないくらい稼げて、趣味に理解のある人とパートナーになれて幸せな人生を送りたいなあと思って試行錯誤の日々を送っています。
 他人の気持ちに敏感すぎる人(HSP&HSS)。敏感だけど外交的で好奇心旺盛なタイプで、引きこもりたいけど孤独なのは寂しいからイヤなのです。