引き寄せ、潜在意識、チケット、自愛などいろいろあふれていますが、最近私が気になっているのは「再配達」です。再配達を意識したきっかけは、みちよさんの「愛され女神に生まれ変わる方法」で「父親への仕返し―潜在的な男嫌い」という項目があったからです。
再配達とは?
再配達とは、ある感情を拒否して受け入れなかった場合、何度でもその感情を味わう機会が巡ってくるという現象のことです。
再配達の例1:感情の再配達
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自分の感情「あの上司むかつく!」
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自分の思考「いやいや、上司だって事情があるんだ。ここは大人に落ち着いていこうじゃないか。落ち着いて」
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思考が感情に歯止めをかける(=感情の消化が中途半端に終わる)
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②別の人が理不尽なことをいう
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自分の感情「あの人むかつく!なんでいつもわたしばっかり!(=再配達)」
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自分の思考「落ち着いて」
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思考が感情に歯止めをかける(=感情の消化が中途半端に終わる)
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(以下ループ)
我慢することが当たり前になっている人は「再配達」にきづけないことも
感情をコントロールすることが当たり前になっている人、自分はこうあるべきという姿を決めてしまっている人は、「再配達」に気付けないことがあります。
なぜなら、私の例ですけど…上の例では、「落ち着いて」と無意識に挟みこむことで思考が感情をぶった斬ります。こうすることで感情を味わい尽くさなくてすむわけですが、味わいつくしてないからこそ再び配達されてきてしまうのでした。気づかなかった…。
再配達の例2:親との関係
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自分の感情「いつもむかつく!」
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自分の思考「どうせ反抗しても向こうが大人げない返しをしてきてキリがないから自分が何も感じないようにすればいいんだ…」
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感情を遮断(=感情の消化が中途半端に終わる)
引き寄せの法則の問題点~潜在的な再配達も「当然」引き寄せる~
引き寄せの法則についていろいろ実践していくと、引き寄せの法則自体は無色透明のものであることがわかります。言い換えると、引き寄せの法則というルール自体は幸せを呼び寄せるわけではないということです。これは引き寄せの解説を読んでいる人には当たり前に感じる大原則ではあるのですが、「自分と同じ波動を引き寄せる」わけですから、自分に課題が残っていれば課題を解決するようなものが引き寄せられますし、自分がネガティブであればネガティブを引き寄せるということなのです。ですから、みちよさんも「宇宙にオーダーするだけで理想の彼と出会える本 」の中でこう書いています。
「もし、そのような思い癖がある場合は、宇宙に新しいパートナーをオーダーする前に気づいてクリアにしておきましょう。」
みちよ 『宇宙にオーダーするだけで理想の彼と出会える本 』 40頁
オーダーする前に気づいてクリアってサラッと言ったけど…それつまりトラウマとコンプレックスを解消してからオーダーしましょうってことですよね?!結構大変なことサラッと書いてますよね?!むしろその方法はどうすればいいんだみたいな…
再配達の例3:パートナーの再配達
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父親には反抗できずに悶々と少女時代を過ごした
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恋愛になると、最初は良くても父親と似たような人の話を聞かないタイプばかりが引き寄せられる
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自分「やっぱり男の人は私のことをわかってくれない」
超シンプルな再配達との向き合い方
例1を使って、再配達をちゃんと受け取るとどうなるのかを実践します。
単発で湧いた感情への対応例
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自分の感情「あの上司むかつく!いつも気分で人に八つ当たりしたりしやがってちょっとは周りのことも考えろってんだこのやろう」 ←「落ち着いて!」「考えるのをやめよう!」と遮断せずに怒りを味わい尽くす
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少々時間が必要だが、怒りを味わい尽くすと自然と収束する。
再配達のパターンを意識して向き合う
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自分の感情「あの人むかつく!なんでいつもわたしばっかり!(=再配達)」
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自分の思考「落ち着い…いや、止めずに味わい尽くそう。それが必要だ」
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少々時間が必要だが、怒りを味わい尽くすと自然と収束する。
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自分の感情「いつもむかつく!」
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自分の思考「言っても無駄かもしれないけど自分は煮え切らないので言いたいだけ言ってやる!!むかつくのはむかつくんじゃー!思うだけ思ってやる!!」
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少々時間が必要だが、怒りを味わい尽くすと自然と収束する。
という感じです。私は最近これを心がけるだけで心が随分穏やかになりました。
まとめ:引き寄せだけやっていては、トラウマ持ちは根本的な解決を得られない
自分に枷をはめすぎた人の場合、引き寄せの法則だけ理解してもうまくいかないことがあります。そういった場合、引き寄せだけではなく「再配達」のような方法で別の面からのアプローチが必要になると思います。
よく散々「いい気分でいる」といいますが、なかなか難しい。いい気分でいるために、自分の障害になっているものはなんだろうか?それを考える必要があるとおもいます。人によるとは思いますが、私の場合は、「再配達」を理解することが必要でした。
再配達については言い方はいろいろあると思います。なので他の言い方が見つかったらまた追記しますね。