「執着しない」「他のことを考えましょう」など、引き寄せの法則×恋愛では定番のフレーズがありますが、そういったことを徹底するとかえって願いが叶わない可能性があることに気が付きました。
正確に言うと、引き寄せの法則で恋愛が叶わないのではなく、引き寄せの法則を簡単に言い換えた表現を信じて思い込みすぎると叶わないということなのだと思います。
「執着しない」というフレーズの罠
あちこちの本で、以下のような表現が出てきます。
- 彼しかいない!と思わないようにする
- 彼がいなくても一人でも楽しいという時間を味わうようにする
- 彼でなくてもいいと気軽に構える
- 彼に執着しない!
これはおそらく、元から「この人しかいない!」と強く思い込んでいたり、「この人に振られたら私は終わりだ!」と元から強くネガティブな執着をしている人に対して発信されているメッセージです。そこまでの執着をしていない人が、よき恋愛をするために「執着しないようにしよう」と徹底すると逆効果になる可能性があります。
「執着しないようにしよう」→「執着してはいけないんだ」→「彼でなくたっていいんだし(あきらめ)」
これを真に受けて、「そうだ彼に執着してはいけないんだ」「彼でなくてもいいんだ」「別に彼でなくたっていいんだし」と自分に言い聞かせていくと、むしろあきらめの方向に進んでいきませんか…?おかしいな、引き寄せで教わった「執着しない」を実践しているはずなのに、あきらめが強くなっていくなぁ…?
恋愛…恋慕というものには、どんなに無欲であっても少しくらいは執着が含まれるはずです。なぜなら、他の男の人ではなくその人がいいわけですから、その人のことが特別に好きである時点で、他の人でなくその人に対して(悪い言い方をすると)固執しています。
まとめ
- もとから強い執着を持っている人の場合=「彼でなくてはいけない」と思って視野が狭くなっている。彼でなくてもよい、彼がいなくても大丈夫とすることで自分の可能性を広げることができる。
- あまり強い執着を持っていない人の場合=「彼が好きだな、いいな」と思ったところに、彼でなくてもいい、彼がいなくても大丈夫とすることで、彼をあきらめる方向に自分を誘導してしまっている。
「彼でなくてもいいんだ」「彼でなくたっていいんだし」と言い聞かせて執着しないようにするということは…つまり彼をあきらめようとしてしまっているということなのではないでしょうか?執着してはいけないんだ、執着しては上手な恋愛ができないんだ、と、まあ過去に色々あって反省していたりして、次こそはいい恋愛をしたいと思ってまじめに取り組むほど、あきらめを引き寄せていってしまうのではないか…
上原さんのプリンセスレッスンという古い本にも、思い出した時にちょっとやるだけでよくルールを守らなきゃと思う必要はないとありました。皮肉にも、本気だからこそ藁にも縋りたいからこそ徹底するという人ほど、潜在意識が行き過ぎた方向へいってしまうのかもしれません。
恋愛に関する引き寄せを学ぶときに一番大切なこと
本の著者の恋愛のタイプと、自分の恋愛のタイプが異なる場合は、そのメソッドを取り入れないほうがいいこともある
ということなのだと私は思います。
私は、どちらかというと強く言えなくて勝手にストレスをためて最後にキレるタイプですが、相手にすぐこうしてほしいああしてほしいと言ってしまうタイプの著者の本だときっと正反対なので合わないでしょう…
ビジネスや人生に関すること以上に、恋愛は性格が強く出るものですから、学ぶときは①著者と気が合うか、に加えて、②恋愛のタイプが似ているかどうか、が重要なのかもしれません。
某所の感想にも、著者は普通の人生を送ってきたといいつつもいい会社に就職し幸せな恋愛も結婚もした後に引き寄せに出会っているから説得力がない、というようなことが書いてありました。そうですよね…、どうせなら引き寄せで恋愛を成功させた人の恋愛の本が読みたいと思いますよね…
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